「改修工事と環境問題」リサイクル・ごみ減量・・できること、何?
(H13.4.25 & 5.25 合併号 マンション管理新聞より抜粋)


 昨今、各種リサイクル法が制定されたり、環境共生住宅が出現するなど、地球環境への配慮が騒がれている。いわゆるエコロジーブームだ。マンションの改修工事でも、溶剤を使わない臭いの少ない水系塗料、容器をリユース・リサイクルする商品等も使用されるようになっている。環境への影響に配慮できるに越したことはないが、環境にやさしくてもマンションのためにならないのでは意味がない。改修工事と環境問題について考える。

  埼玉・「新栄町住宅」 2回目の「大規模」廃棄物カット実現

 改修工事のごみ、減らしました−−埼玉・草加の「新栄町住宅」管理組合では、既存防水層を撤去しない工法の採用・廃棄物の分別徹底などを行い、廃棄物の抑制を実施している。今年7月の完成を目指す2回目の大規模修繕工事で実践中で、今のところ予定の処理費の半分以下で抑えられる見込みだ。
 同管理組合は築28年、5階建て46棟、1586戸の大団地。一昨年から1年以上かけて修繕計画を検討してきたが、いかにコストを抑えて、メリットが感じられる工事にできるかが課題だった。
 「ごみの削減、リサイクルを目指せば環境にやさしく処理費も減る。組合も助かり一石二鳥でした」とは、大規模修繕委員長の只見英雄さん。工事種目は外壁塗装・屋上等防水・窓等の手すり交換など。工事のコンセプトの一つに環境負荷低減を加えた。

  徹底的に分別処理 資源回収を有効利用

 「分別には業者さんの協力を得られた点が大きい」
 ダンボ−ル・塗料缶・鉄くず・燃えるごみ、燃えないごみ・雑金属・空き缶など置き場をはっきり分けた。廃棄物処理の部分は分離発注。組合が資源回収や処理を手配する形だ。
 鉄くずは鉄くず業者、ダンボール類は資源回収と処理方法も考慮。塗料の空き缶はプレス機でつぶす、伐採した木は粉砕機でチップにし植栽の根元に敷きつめる等減量の工夫も行う。


 「屋上は一度アスファルト防水で改修しており再度重ねるには荷重が心配。撤去すれば仮防水や撤去音、処理費が問題」
 そこでウレタン防水のかぶせ工法を選択。採用理由には「材料の容器がリユースだった」点もある。施工屋上面積は約23000平方メートル。塗料缶は通常1セット18〜36kgだが、導入したリユース容器は1ドラム400kgで、地上に置いたままポンプアップで施工できる。
 値段はリユースの方が1.1倍ほど高いが、施工の手間、屋上への缶の上げ下げの作業等を考慮。缶処理作業は減り、ごみ軽減の目玉になった。





 ご質問・ご相談等ございましたら、お気軽にご連絡ください。


TOPページへ

平井繁次マンション管理士事務所 (愛媛県マンション管理士会 連絡先)
〒790−0848 愛媛県松山市道後喜多町8番8号 TEL 089−923−8888 FAX 089−926−2459