「枕草子」についての文章です。
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枕草子が書かれたのは,長保3(1001)年頃と推定されます。 歯切れの良い簡潔な文体で,体言止め・連体形止めが多く用いられています。 単純明快で,作者の感覚や印象が率直に表現されていると言えるでしょう。 文章は,300余の章段から成ります。 そして,およそ次の3種類に分けることが出来ます。

1 類集的章段(ものずくし)
  全章段の約半数に及び,「・・・は」型,「・・・もの」型に分けられます。   「・・・は」型は,おもに趣深いものの名を並べています。   「・・・もの」型は,おもに人生に関する事柄を並べています。

2 日記的章段
  作者の宮仕え中の経験や,見聞を記しています。
  章段数は40弱です。

3 随想的章段
  自由な形式で書かれた,最も随想的な章段です。

「枕草子」は,鋭い感覚と細かい観察でとらえた自然や人事の描写, 叙述が見事で,平安女流文学の最高傑作として,「源氏物語」と並び称されています。 後の「徒然草」に多大な影響を与えました。 また,宮廷生活を知る上で,貴重な記録でもあります。



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