本当にあった面白い話


読書感想文の巻

毎年,夏休みの宿題は「読書感想文」である。9月になると,その宿題に目を通さねばな
らないのだが,毎年毎年「大変興味深い」感想文に出会うのである。
一生懸命書いてくれた生徒たち,こんな形で君たちの感想文が日の目を見ようとは・・・
次もまた期待しているよ!!

その1 題名「自動二輪の乗り方を読んで」
 自動二輪は,カーブで曲がるときに重心のかけ方が難しいということが分かった。
 自動二輪を運転するのは,難しい・・・

 (ハウツー本での読書感想文には,初めてお目にかかりました。)

その2 題名「原動機付き自転車教本を読んで」
 この本を読むと,たくさん標識があるということが分かった。

 (自動車学校の教本で読書感想文を書くなんて,思いもつかないことでした。
  書き直しとなったのは,言うまでもない・・・)

その3 題名「こころを読んで」
 夏目漱石の本を読むのは今回が初めてである。
 (中略)
 この「こころ」を夏目漱石の小説「明暗」と比べてみると・・・

 (夏目漱石の小説を読むのは今回が初めてなのに・・・
  「明暗」と比べられるなんてすごい!)

その4 かわいいじゃん
 この本を読むと,なんかちょーうれしくなった。
 ○○(自分の名前が入る)も,こんなふうになれたらなあ,なんて思ってしまった。
 中学ん時の友だちとか,あんまり会えなくなってさびしいじゃん。
 だから,この本にでてくる人たちがちょーうらやましいって感じ!

 (コメントを控えたい。)

その5 同じ内容の感想文のなぞ
 何クラスもの生徒の感想文を読んでいると,同じ本で書いてくる生徒も珍しくない。
 たまーに不思議な現象がある。はじめの書き出しの文章・言葉遣いから最後に至るまで
 同じなのである。彼らは,兄弟でもない。かといって,普段の様子から友達づきあいを
 しているようにも見受けられない。・・・そう,解説の丸写しである。
 後日,その一人に同じ感想文があったことを話すと,最初「へー」「なぜでしょうね?
 」などととぼけていたが,私も同じ本を所有していると言うと,とたんに顔色が変わっ
 てしまった。・・・ちょっといじめてごめんね。


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