▽生体肺移植 肺リンパ脈管筋腫症、閉そく性細気管支炎、特発性間質性肺炎、気管支拡張症で実施
▽生体小腸移植
生体小腸移植は国内では京都大病院で3例実施していますが、いずれも腸が短く栄養が吸収できない短腸症候群の患者。小腸は移植後の拒絶反応が強いうえ、感染症になりやすく、術後管理が難しい事が上げられています。
生体からの小腸移植は昨年10月現在、世界で13例があり脳死患者からの小腸移植は世界で400例以上。術後2年の生存率は55〜60%に止まっています。
**01年**
6月5日
東北大の生体肺移植の女性退院
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昨年7月、東北大付属病院(仙台市青葉区)で国内4例目の生体肺移植を受けた茨城県の30代の女性が5日午前、手術から11カ月ぶりに退院した。
女性は両親から肺の一部の提供を受けたが、3回の拒絶反応を起こしたほか、免疫抑制剤の副作用も出て入院が長引いた。
年5月21日
九大医学部倫理委がブタ肝臓の体外型人工肝臓の臨床応用承認
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九州大医学部倫理委員会は21日、豚の肝細胞を使った体外型人工肝臓を急性肝不全などの患者に臨床応用することを認めた。異種の細胞を治療に使うことで未知の病原体や細菌などが人間に広がることが懸念され、旧厚生省は昨年9月「臨床応用は慎重に行う」よう通知を出した。その通知以降では初の承認だ。
承認した異種移植治療のガイドラインについて「米国の感染防御ガイドラインと比較してもそん色ない非常に厳しい内容だ」との見解を明らかにした。「実施にあたってはこれらの要件を厳守し、慎重に対処する」と強調している。
<ブタ肝臓>異種移植治療に向けガイドライン承認 九大倫理委(毎日新聞)
九州大医学部倫理委員会(居石克夫委員長)は21日、異種の細胞を治療に使う異種移植治療実施に向けた学内のガイドラインを承認した。99年7月に同学部第2外科の杉町圭蔵教授らが申請した豚の肝細胞を使う体外型人工肝臓を急性肝不全などの患者に臨床応用することを事実上認める判断。異種移植は未知の病原体や細菌などが人間に広がることが懸念され、旧厚生省は昨年9月「臨床応用は慎重に行う」よう通知を出していた。この通知後では初の承認。
九州大の臨床応用は99年7月、第2外科の杉町圭蔵教授らが申請した。人工肝臓は工学部の船津和守教授(化学システム工学)らと共同開発。ポリウレタンフォームを詰めた樹脂製円筒容器内で豚の肝細胞を培養し、その中に患者の血しょう成分を流してアンモニアなどを除き、再び体内に戻す。
倫理委はウイルス専門家らのワーキンググループを作って安全性を検討させた。同グループは感染症からレシピエント(移植を受ける患者)や一般人を守る国内で初めての異種移植治療に対するガイドラインを作成。倫理委がこれを承認した。
ガイドラインによると(1)移植に用いる動物は感染をコントロールできる専用施設で作り、飼育されたものだけを用いる(2)飼育動物は定期的に微生物の検査を行い、飼育歴や種々の検査結果などすべての記録をとり、手術前の血液や臓器を50年間保存する(3)レシピエントに危険性の周知、献血や移植のドナーにならないことなどを教育する――などが柱。
人工肝臓は劇症肝炎患者の延命や移植を受けるまでの「つなぎ」として効果が期待できるという。杉町教授は「生体部分肝移植時の人工肝臓の併用やレシピエントに必要な肝臓量が不足している際に併用して、肝臓が再生するまで時間を稼ぐことができる。人工肝臓を使えば助かるという患者がこれまでいただけに認められてうれしい」と話している。
動物の臓器や細胞を人間の治療に使う異種移植は、99年3月に岡山大倫理委がパーキンソン病の治療にラットの腫瘍(しゅよう)細胞を使う実験を承認している。 【立石信夫】
ブタ肝細胞使った人工肝臓、移植を承認 九州大
ブタの肝細胞を使って人工肝臓をつくり、末期の肝不全患者に移植する臨床応用について、九州大学医学部倫理委員会(居石克夫委員長)が21日、承認した。同大第2外科の杉町圭蔵教授らのグループが、一昨年7月に申請していた。
倫理委員会はこれまで、異種の動物の細胞を利用するにあたって、未知の感染症や倫理面の問題点などを議論してきた。その後、同グループから、利用するブタの育て方や無菌状態の維持・管理方法、患者に対する説明など、具体的な審査方法を示したガイドラインが示された。このため、海外の例を参考にした上で、承認を決めた。ガイドラインに沿っていれば、改めて対象患者を絞って倫理委に申請する必要はないという。臨床応用への道が開かれたことになる。
米国ではブタの肝細胞使用による人工肝臓の臨床試験を始めている。九大は、これからブタの飼育などを始める。臨床応用の開始時期の見通しはまだ立っていないという。
肝機能が落ち、移植しか助からない患者に対しては、生体から肝臓を分割して移植する生体部分肝移植や、脳死からの肝臓移植が定着してきた。しかし、提供臓器の絶対数が足りないのが現状という。杉町教授らのグループも、生体肝移植の経験は数十例に上るが、脳死移植は、まだ1例も実施していない。
(22:18)
年5月21日
九大医学部倫理委が生体肺移植臨床応用を承認
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九州大医学部倫理委員会は、第2外科の杉町圭蔵教授らが申請していた生体部分肺移植の臨床応用を承認した。
国内で同移植実施は岡山大などで9例ある。九州大で実施されれば九州・山口では初めて。一方、臓器移植法に伴う脳死者からの肺移植は6例あるが、九州大病院は実施施設に指定されていない。
5月14日
国内初の片肺移植手術が終了
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岡山大病院(岡山市)で肺の血管が詰まる原因不明の難病、原発性肺高血圧症の鹿児島県の男児(10歳)に、母親が右肺の3分の1を提供する国内9例目の生体肺移植が行われた。患者はこれまでの最年少で、片肺移植は国内初。約5時間で手術は終了し、2人とも容体は安定しているという。
担当した第2外科(清水信義教授)によると、今後は移植した右肺に集中して血液が循環するため、右肺に水がたまる肺水しゅが懸念されることから、3日間は、予防のための治療に集中する。
5月12日
国内9例目の10歳児に母から国内初の片肺移植へ
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岡山大病院(岡山市)は、原発性肺高血圧症の鹿児島県の小学5年の男子(10)に、母親の右肺の3分の1を移植する国内9例目の生体肺移植手術を14日に実施する、と発表した。父親の肺は血液型が合わず、移植できないため、右肺だけへの移植となる。患者はこれまでの生体肺移植で最年少。片肺移植は98年に生体肺移植が本格的に始まって以来、国内初。
担当する第2外科(清水信義教授)によると、男子は1年生のころ発症。心肥大が進行して重い症状という。手術は午前10時ごろ開始、約4時間で終了する見込み。
4月25日
薬害エイズ被害者に初の生体肝移植
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血液製剤でエイズウイルス(HIV)とC型肝炎ウイルスに重複感染した血友病患者の男性(41)に対し、兄(48)の肝臓の一部を移植する生体部分肝移植手術が25日午前、東大病院(東京都文京区)で始まった。HIV感染者への臓器移植は国内で初めて。
男性は血友病の治療に使った非加熱血液製剤により、HIVとC型肝炎ウイルスに感染。エイズ治療薬の進歩でHIVは抑えられるようになったが、数年前から肝炎が悪化して重い肝硬変となり、、今は肝硬変の末期。移植手術をしなければ1年以上生存できる確率は低いと判断された。
肝硬変が悪化、移植以外に助かる方法がないと判断された。エイズウイルス(HIV)感染者への肝移植は国内初。生体肝移植は世界でも報告がないという。
血友病で手術時の出血が多くなる心配に加え、HIVで移植後の免疫抑制剤の使い方が難しくなる。同病院肝・胆・膵(すい)外科の幕内雅敏教授は「病状は末期で成功するかどうか非常に厳しいが、手術をするしか救う方法がない」と話す。
同病院はこれまで重複感染の2人に生体肝移植を計画したが、ともに手術前に死亡している。
厚生労働省の研究班などによれば、非加熱血液製剤を投与された血友病患者は2719人で過半数の1406人がHIVに感染、約500人が死亡した。98年5月末現在で2003人中1836人(約92%)がHCVに感染していた。
重複感染ではC型肝炎の進行が早まることが知られ、エイズの発病は抑えられても肝炎が悪化して亡くなる例が増えている。肝機能が弱まるとエイズ治療薬が使いにくくなるなど問題が多い。
3月27日
国内8例目の生体肺移植手術無事終了
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岡山大学付属病院で行われていた国内8例目の生体肺移植手術は夕方、終了。両親から肺の一部を提供された男子中学生(13歳)の容体は安定しているということです。
2月28日
夫と姉が肺提供し国内7例目生体肺移植手術無事終了
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岡山大学付属病院(岡山市)で行われていた生体肺移植手術は午後5時前、無事終了しました。
手術では、重い肺炎の女性患者に対し、夫が(40代)が右肺下部3分の1、姉(40代)が左肺下部2分の1を提供。
手術は同病院第2外科(清水信義教授)を中心に約30人の医療チームが担当。夫の肺の摘出手術が午前9時23分に始り夕方にはすべての手術が終わりました。
女性患者は順調にいけば2カ月で退院できる見通しです。
2月27日
7例目の生体肺移植28日実施
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岡山大病院(岡山市)は、特発性間質性肺炎(肺が硬く、小さくなり肺活量が減少する原因不明の病気)の九州地方の女性患者(30代)に、夫と姉の肺の一部を移植する生体肺移植を28日に実施すると、発表しました。
生体肺移植は国内7例目で、夫を含めた非血縁者がドナー(臓器提供者)になるのは国内では初めて。
手術を担当する同病院第2外科によると、女性は3年前からせき、たん、呼吸困難などの症状が出始め、1998年に特発性間質性肺炎と診断されました。2カ月前から寝たきりになり、肺活量も460CCと極端に少なくなっており、極めて重篤な状態だということです。
手術は28日午前に始まり、約6時間かかる見込み。
**00年**
12月1日
5例目の生体肺移植患者が退院
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岡山大学付属病院で10月、国内5例目となる重い肺の病気のため、生体肺移植の手術を受けた高知県の20代の女性患者が、退院しました。
医師団によると今後、同病院に週1、2回通院して治療を受け、来年1月中旬ごろ患者の健康状態が良好なら高知県の実家に戻る予定ということです。
女性患者は「病院暮らしもこれで終わりかと思うと夢のよう。家で家族とゆっくり食卓を囲みたい」と感想を述べているとういことです。
10月24日
培養皮膚移植治療に初成功
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奈良県立医科大吉川隆章講師らの研究グループが重傷のやけど患者から採取した骨髄細胞を培養して作った皮膚組織を、本人に移植する治療に成功
再生医療の中核になると期待される骨髄細胞は血液や骨などの組織になります。
10月18日
岡山大学付属病院で、国内5例目となる生体肺移植
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肺リンパ脈管筋腫(きんしゅ)症で呼吸困難となっている20代の女性患者(高知県在住)に対し、兄(20代)が右肺の下部約3分の1、母親(50代)が左肺の下部約半分をそれぞれ提供する手術は午後6時45分ごろ、無事終了しました。
肺リンパ脈管筋腫症は、肺に本来不要な筋肉がつき、ガス交換機能が低下して肺が膨張する女性特有の病気で平滑筋が増殖して肺胞道などをふさぎ、吸い込んだ空気を外に出せなくなってしまう原因不明の病気。患者は現在、両肺が気胸のため常に酸素吸入が必要な状態で、医師団は「早期の肺移植以外に救命の方法はない」と判断したということです。
女性は集中治療室に、肺の一部を提供した母と兄は一般病室に移り、3人とも容体も安定しており、女性は経過が良ければ1週間程度で一般病室に移り、順調にいけば約1カ月で退院できる見込み。
5月12日
再生血管移植移植手術
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東京女子医大付属日本心臓血圧研究所(東京都新宿区)の今井康晴教授(循環器小児外科)の循環器小児外科グループは、先天性心臓疾患である肺動脈欠損症の女児(4つ)に対し、自己細胞を増殖させてつくった「再生血管」を心臓周辺に移植する手術を国内で初めて実施しました。
移植する血管は、あらかじめ女児から採取した細胞を培養。これを血管の形をした長さ2、3センチの特殊な材料に付着させて作ります。女児は心臓から肺に血液を送る肺動脈が欠損し、肺から十分な酸素を得ることができない状態。
患者自身の血管の細胞を増殖させてつくった血再生血管は、材質の寿命などで再手術が必要となる人工血管に比べ、拒絶反応もなく患者の成長に合わせて血管も大きくなり、再手術の必要がなくなるなどこの手術は従来の人工血管を使う方法と比べ利点があると言われています。
心臓から肺に向かう肺動脈などに障害がある病気ではこれまで、ウシなど他の動物の組織などから造った人工血管で心臓と肺をつなぐ手術が一般的ですが、10年ほど経過すると管が硬化したり、長さが合わなくなったりして再手術が必要になる問題点がありました。
同グループはこれらの難点を解決するため、体内で溶ける特殊な糸で造った「骨組み」の管の表面に患者の血管細胞を植えて増殖させることに取り組み、実用可能な血管を作り出すことに成功していました。細胞から生体組織を作り出す「再生医学」の臨床応用として注目を集めそうです。
5月10日
岡山大病院で国内3例目の生体肺移植手術
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岡山大病院(岡山市)第2外科(清水信義教授)を中心に約40人のチームが担当して、弟と母親が肺の一部を提供する国内3例目の生体肺移植が行われまました。患者は、骨髄移植後の合併症で重い閉そく性細気管支炎の女性(20代)。
手術は、午前8時55分に患者が、9時5分に弟が、33分に母親がそれぞれ手術室に入り、49分に手術開始。まず女性の右肺を摘出して弟の右肺の一部を移植し、続いて母親の左肺の一部を移植。手術が成功すれば、現在は正常時(2800CC)の24%しかない肺活量が60%となる見込み。
女性は難病の再生不良性貧血のため、1995年12月に骨髄移植を受けましたが、移植された骨髄の細胞が女性の体を異物とみなして攻撃するGVHD(移植片対宿主病)を発症、96年9月には閉そく性細気管支炎になりました。先月末には日本臓器移植ネットワークに登録しましたが、脳死からの提供は現実的には難しく、病気の進行度から余命も短いと判断され、移植に踏み切ったということです。
手術は約9時間半で終了し、、移植された肺のみによる自力呼吸も開始し女性は集中治療室に、弟と母親は一般病室に戻リました。3人とも容体は安定しているということです。医師団によると「手術の内容は全く問題ない。順調にいけば1週間後には人工呼吸器を外せる」見込みでということす。
5月9日
岡山大病院で3例目の生体肺移植手術実施発表
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岡山大病院(岡山市)は、骨髄移植後の合併症で重い閉そく性細気管支炎の岡山県内の女性(20代)への生体肺移植を10日に行うと発表しました。女性の弟と母親がそれぞれ肺の一部を提供。生体肺移植は一昨年10月の同病院、今年1月の阪大病院に続き国内3例目。骨髄移植後の肺移植は世界で3例しかありません。
女性は1995年1月に再生不良性貧血を発病、同12月に骨髄移植を受け再生不良性貧血は治リましたが、移植骨髄の細胞が女性の体を異物として攻撃するGVHD(移植片対宿主病)を起こし、96年9月に閉そく性細気管支炎を発症しました。
4月17日
末しょう血幹細胞移植で提供者に副作用
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日本造血細胞移植学会長の中畑龍俊・京都大学教授らが、厚生省で記者会見して末しょう血幹細胞移植で重い副作用があったことを初めて報告し 明らかにしました。
健康な人の血液(末しょう血)に含まれる幹細胞を採取し、白血病の治療に使う「末しょう血幹細胞移植」をめぐり、九州の病院で3月末、採取時に提供者の男性(62歳)の心臓がいったん停止し、記憶障害が残ったこと受け同学会では安全強化のため、提供者の年齢上限を54歳に引き下げるなど指針の見直しを検討する事となりました。
こうした治療法は国内では1990年代半ばから血縁者間で約300例行われていますが、提供者の副作用としては吐き気などが報告されている程度で、重い障害は初めてということです。
男性は、白血病の息子のために提供しようと幹細胞を増殖させる薬を5日間使った後、成分採血装置で幹細胞の採取を始めたところ、「手足のしびれや吐き気を訴え間もなく意識を失って心停止、自発呼吸もなくなった」マッサージなどをして「約20分後に心臓が動き出した」が、意識がはっきりせず、「肝障害」もありました。快方に向かっているものの、今も「記憶障害」が残っているということです。
男性は高血圧などの症状があり原因について学会では、緊張や採血に伴って起きる神経生理学的な反応が考えられるとしています。
日本赤十字社血液センターの成分採血マニュアルには、こうした反応が採血時の副作用として起こることがある、と記されています。
4月から保険が適用されました。
3月27日
大阪大病院で国内4例目の生体小腸移植手術
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大阪大病院小児外科(岡田正教授)は、小腸から栄養を吸収できない大阪市に住む腸管不全の大阪市の少年(10代)に、小腸の一部1〜1・5メートルを切り取り、小腸の一部を移植する国内4例目の生体小腸移植手術が行われました。ドナーは同じ血液型の祖母(50歳代)です。
同病院によると、生まれつき小腸の表面にある微絨毛という突起状の組織が短いため十分に栄養を取れない先天性微絨毛萎縮症。点滴で栄養摂取していますが、治療法は小腸移植しかなく、このままでは合併症で肝硬変を起こす可能性が高いため、手術に踏み切リました。
手術に当たった同病院小児外科によると、少年と小腸の一部を提供した祖母とも容体は安定。
小腸は他の臓器に比べて拒絶反応が強いうえ、感染症になりやすく、術後管理が難しいことから、同科の岡田正教授は「現在考えられる最も有効な治療を行う」と話しています。
2月12日
タイの幼児生体肝移植手術無事終了
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日本医科大付属病院(東京都文京区)で胆道閉鎖症に苦しむタイ・プーケット島在住の女児(1歳9カ月)に、母親(33歳)の肝臓の一部を移植する生体部分肝移植の手術が行われ、無事終了しました。
午前8時前に始まった手術は順調に進み、予定時間より6時間も早い午後6時10分に終わり母子の術後の経過は良好。タイでは生体肝移植の実績がなく、一家が困っていることを知った日本人医療関係者らが支援し、来日が実現しました。
「カリタちゃんを救う会」(神成裕代表)が手術の費用など1500万円の募金を呼び掛けています。
募金の振り込み先など、問い合わせは同会事務局(電話048・542・0970)へ。
1月12日
大阪大病院生体肺移植手術ほぼ終了
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大阪大病院(大阪府吹田市)で行われていた重い気管支拡張症の男性に対し国内2例目の生体肺移植は12日夜、ほぼ終了しました。気管支拡張症などで移植を受けた富山県の30歳代の男性と、肺の一部を提供した20歳代の弟2人の容体は、いずれも安定しているといいます。今後は拒絶反応や感染症への対策が最大の課題となり、医師団は術後管理に全力を挙げてとりくみます。
同日午前に始まった手術は、午後5時すぎに男性の両側の肺を摘出。これと前後して4時3分に1人の弟から右肺の下部3分の1、5時51分にもう1人の弟から左肺の下部3分の1を切り取った。男性へは右肺、左肺の順に移植し、8時4分に両肺をつなぎ終えました。
男性は気管支が拡張してたんがたまり感染を繰り返す気管支拡張症と、肺の末端組織が破壊されてしまう多発性気腫(きしゅ)性肺嚢胞(のうほう)症で、移植しか治療法がないと診断されていました。
1月11日
大阪大病院で国内2例目の生体肺移植12日実施
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大阪大病院は、富山県の重い気管支拡張症の男性(30代)に対し、12日に患者の弟2人から肺の一部を提供うけ生体肺移植を実施すると発表しました。 脳死のドナーからの肺移植を検討していましたが、症状が重いためドナーが現れるまで待てないと判断。
生体肺移植は一昨年10月の岡山大病院に続き国内2例目になります。
**99年**
7月2日
生後6カ月の男児が母親から生体肝移植
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京都大病院で生後6カ月のインドネシア人の男児に母親(32歳)の肝臓の一部を移植する生体肝移植手術が行われました。男児は胆道閉鎖症で、生後85日目に手術を受けましたがその後も黄疸と胆管炎による発熱が続いていたということです。 外国の患者の生体肝移植は同病院で3例目。
7月2日
●脳死移植中止された女児が母親から生体肝移植
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6月24日に脳死肝移植手術を中止した茨城県の生後4カ月の女児に、母親(31歳)の肝臓の一部を移植する生体部分肝移植が長野県松本市の信州大医学部付属病院第一外科の川崎誠治教授執刀で行われました。
同病院では同日までに、家族にインフォームドコンセントを行って意思を確認後、適応委員会、倫理委員会を開いて生体肝移植を決定しました。これにより女児の脳死肝移植登録は解除されました。
女児は脳死と判定された和歌山県内の男性から脳死肝移植手術を受けるため、6月24日、茨城県内の病院から信大付属病院に搬送されましたが、移植する肝臓の状態が悪いという理由で手術は中止されましたた。女児の家族は手術中止後から生体部分肝移植を強く希望していたということです。
4月12日
●東北大医学部倫理委員会は生体肺移植を承認
**東北大医学部の倫理委員会(名倉宏委員長)は、同大加齢医学研究所の藤豊文教授らが申請していた生体肺移植の実施を承認しました。
東北大は脳死肺移植の実施施設に指定されていますが、茨城県の20歳代の女性患者側が「脳死移植では臓器提供者が現れる可能性が少なく、待っていられない」と生体肺移植を希望しました。
生体肺移植は岡山大が昨秋に国内で初めて実施したほか、大阪大の倫理委も3月、事実上の承認といえる「原則として賛成」の立場を表明しています。
3月18日
●国内初の生体肺移植の女性肺炎はほぼおさまり退院
**信州医学部大付属病院に入院していましたが、肺炎の症状はほぼおさまり拒絶反応も出ていないようです。これからは免疫抑制剤の抗生物質の投与の量を減らしていく方針です。
3月4日
●国内初の生体肺移植の女性容体悪化
**24歳の女性が発熱などの症状がでて信州大医学部付属病院へ入院しました。
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